■

私が書くこと自体は問題があるわけでも醜いわけでもない。それによって語られる存在たちが醜いのであって、だからこれを私の醜さとしてみなそうとする姿勢には非常に強烈な疑問を感じる。責任を転嫁しているようである。

こう、わかったようなわからないようなことを書くときにも「非常にいい」という声が聞こえる。私の少し自信のない状態を激推ししているわけである。何度でも言いたいが、醜いのは私が書くことではなく、それによって表現された人たちなのであって、なぜそれを「私の醜い記述」と言うふうにみなそうとするのかがわからない。

こういうことも、後から読み直して何を言ってるのかわからないということになりそうである。　

中の人たちは、このような形でかまってもらいたいがために、私のこのような行動を喜ぶのであろう。

脳内における明快な理解が得られないときに、こういう混乱した文章ができあがってくることになる。今日書いたことも、正直支離滅裂気味であって、後で読み直して何を思うことになるかはわからない。

中の人は、こういう私の混乱を見て、絶頂のような喜びを感じている。ひとえに、低俗で野蛮である。

こうしたあり方が、まことにくだらないながら、日常そして思考生活なのであり、私は未だこれを乗り越える方法を模索している。今は、ともかくそれについて書くという方法以外に思いつかない。一体誰に何を訴えているのか、私にすらよくわからない。