山中臨死境

統合失調症です。格闘の記が主となります。不謹慎ですが、あまり気を遣わないでください

おかしなことに、彼らは、幻聴という手段によってしか、私とコミュニケーションを取ることができない。私を例えば導こうとするのにも、今まで異常に使われていた幻聴の回路を使うしかない、そしてそのようにこの存在たちも思い込んでいる。本当のコミュニケーションとは、以心伝心というものですらない、全的な心の一致であるのだが、彼らは、どうもこういう方向に行くことができなくなったようでもある。無論、この幻聴の回路そのものを保った上で、これをより有効に機能させていくような方向を目指すことはできなくもないだろうが、現状からして、それはほぼ不可能ではないかと思われる。

離れるということもコミュニケーションの一つの様式であり、それも一種の心の全的一致である。私はこの選択肢をお勧めしたい。私は彼らとは根源的に価値観が異なっている。